ZEBについて

2023年11月07日 09:15

<ZEBとは?>

 ZEBとはNet Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を実現しながら、高効率設備や省エネ技術の導入により最大限エネルギー消費量を小さくする一方で、太陽光発電等でエネルギーを創り出すことで年間の一次エネルギー消費量収支を正味ゼロとすることを目指す建築物のことです。

 エネルギーの削減率に応じて下記の 4 段階が定義されています。

  1. ZEB
    省エネ(50%以上)と創エネにより一次エネルギー消費量を 100%以上削減した建物
  2. Nearly ZEB
    省エネ(50%以上)と創エネにより一次エネルギー消費量を 75%以上削減した建物
  3. ZEB Ready
    省エネ(50%以上)と創エネにより一次エネルギー消費量を 50%以上削減した建物
  4. ZEB Oriented
    延べ面積 10,000m2 以上の規模で、用途ごとに一次エネルギー消費量を 30%~40%削減した建物(未評価技術導入が条件)

 ZEBについて詳しくは[環境省HP]ZEB PORTALをご覧ください。

<ZEBのメリット>

 ZEBを実現することのメリットには、エネルギー消費量を削減することのほかにも様々なメリットがあります。具体的には、大きく以下の4つのメリットが存在しています。

  1. 光熱費の削減
     エネルギー消費量の削減に伴い、建物の運用に係る光熱費を削減することができます。
  2. 快適性・生産性の向上
     自然エネルギーの適切な活用、個人の好みに配慮した空調や照明の制御などにより、省エネルギーを実現しつつ快適性・生産性を向上させることができます。
  3. 不動産価値の向上
     ZEBのような環境・エネルギーに配慮した建物は、他の一般的な建築物と比較して不動産としての価値の向上、街としての魅力の向上などにつなげることができます。
  4. 事業継続性の向上
     ZEBを実現することで、災害等の非常時において必要なエネルギー需要を削減することができ、さらに再生可能エネルギー等の活用により部分的にではあってもエネルギーの自立を図ることができます。

<ふなエコ会員の取り組み>

 ふなエコ会員である京葉瓦斯株式会社の京葉ガス船橋ビルでは、省エネルギー化工事により「ZEB Ready」を取得しています。

 詳しくは「こちら」のページをご覧ください。



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